Aisatsu

平成18年5月1日

"学術専門委員制度"発足のご挨拶

(社)日本油化学会運営委員長
島﨑弘幸
(人間総合科学大学教授・健康栄養学)

(社)日本油化学会(田嶋和夫会長)では, 学会の活性化について議論を重ねてまいりましたが, 本年度より, 研究・学術面でのコアとなる方々を"学術専門委員"として委嘱する制度を設けることになりました。本学会に"学術専門委員"制度を設ける目的は, 第一に, 学会の活性化ですが, 一言で学会の活性化といっても, 実現は容易なことではありません。私どもは, 学会活動を高める方法として, 学術集会(年会)での学術的討論の充実を目指します。"学術専門委員"の皆様には, 年会にご出席をいただき, 座長をお勤めいただくことや, 質問など討論を通してご指導をいただくことを希望しております。"学術専門委員"を委嘱する目的の第一が年会での討論, ロビーでの産学官・学術交流にあります。また, ほかにも, "J. Oleo Science", "オレオサイエンス"など学術誌へのご投稿, あるいはAm. Oil Chem. Soc. (AOCS)や, Int. Soc. Fat Res. (ISF)など, JOCS (本会)とともに歩む世界の学会でご活躍をいただくこと, さらには, 油脂産業の育成, 研究開発等へのご助言, あるいはテレビ, 新聞, 雑誌などを通して国民への"油脂および関連物質"の啓発など, 本会が行うべき学術活動にご協力をいただくことで会員の指導的立場としてご活躍いただきたいと考えております。具体的には, 本年9月8 - 10日 (野田市・阿部正彦実行委員長)で開催されます年会の場で, 学術専門委員会を開催し, 新任学術専門委員の皆様のご指導を仰ぎながら活動指針を決めて行く予定です。会員の皆様にも広くご意見を賜わりたく, ここにお願いを申し上げます。(社) 日本油化学会が, 学術専門委員および会員各位のご指導とご鞭撻のもとに, ますます発展いたしますよう重ねてお願い申し上げます。