オレオサイエンス編集委員長からのメッセージ (2015)



『オレオサイエンス』誌 編集委員会からのご挨拶

    
酒井  秀樹


日本油化学会 オレオサイエンンス編集委員長

東京理科大学 理工学部 教授



   本年度から「オレオサイエンス」誌の編集委員長を務めさせていただくことになりました。巻頭言という場をお借りして,会員を始めとする読者の皆様に, ご挨拶を申し上げます。

   「オレオサイエンス」誌は,ご承知のように日本油化学会の情報誌として, 学会と会員の皆様を結ぶ役割を担っています。すなわち, 「オレオサイエンス」誌は,論文誌である「Journal of Oleo Science」とともに日本油化学会の情報発信の両輪であり,その活性化は,そのまま本学会の活性化につながると言っても過言ではありません。

   これまで, 前編集委員長の岡野知道先生を中心とした編集委員の皆様の努力により, 誌面の活性化が図られてきました。毎号,本学会がカバーする広範な研究分野の最新のトピックスを取り上げた「特集」記事が掲載されています。特に,本年7月号では,北原文雄先生に,「日本油化学会60年を回顧して」の特別寄稿をいただきました。また,「研究室紹介」,「学会参加記」,「文献抄録」,「会告」などの従来からの誌面の充実が図られるとともに,油脂・界面それぞれの分野の「基礎講座」,さらには「若手紹介」の新しい企画も軌道に乗ってきております。今後は,学術専門委員会とも連携を図りながら,新企画についても立ち上げていきたいと考えております。特に,特集記事については,会員の方が「知りたい」「興味のある」内容について,タイムリーに取り上げていきたいと考えておりますので,ご希望の話題がありましたら,是非,本誌編集委員会までご連絡ください。

   また, 日本油化学会の各支部,および各部会との連携を強め, それぞれの活動内容を本誌にて掲載していきたいと考えております。さらに,「総説」や「会員のひろば」などでは,会員の皆様の活発なご投稿をお待ちしております。

   一方で,他の学協会と同様,最近の会員数減少の傾向を考えますと,「日本油化学会」の魅力を高めるために,新しい視点での取り組みが必要となることは論を待ちません。そのためにも,会員の方のみならず,境界領域分野の非会員の研究者の方達に,「油化学会に入れば貴重な情報が得られる」という魅力を発信していく必要があると考えます。そのためにも,「オレオサイエンス」誌のカバーする中心領域である油脂科学・界面科学の分野の最新の研究動向,ならびに研究者の興味を正確に把握して記事を構成するとともに, 従来取り上げてこなかった境界領域などの研究にも光を当てて,誌面をバランス良く構築していきたいと考えております。併せて,学会ホームページでの最新号の目次掲載,また適切なタイミングでの総説原稿の電子化などを行い,会員の皆さまのメリットを保ちながら,非会員の皆さまに対しても情報発信を行っていく所存です。

   オレオサイエンス編集委員会は,小野大助副委員長をはじめ,油脂・界面両分野を専門とする産官学の気鋭の委員が集まっており,編集委員会およびその後の反省会?を通して,誌面の拡充を目指して努力して参ります。さらに「Journal of Oleo Science」との連携も深め,相乗効果を産み出せるようにしていきたいとも考えています。会員の皆様におかれましては,誌面に関する忌憚のないご意見, ご提案, ご要望をお寄せいただき,より魅力ある誌面に向けてのご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

(2015年9月)