社団法人日本油化学会 油脂産業技術部会セミナー
−トランス酸とその周辺−
主催:社団法人日本油化学会 油脂産業技術部会
日時:2006年3月3日(金) 10時〜16時
会場:油脂工業技術会館9階会議室(〒103-0027東京都中央区日本橋3-13-11)東京駅より徒歩10分、
地下鉄日本橋駅(銀座線B1出口、東西線A1出口)より5分、都営浅草線A1出口より徒歩3分。会
場地図はhttp://www.yushikaikan.or.jp
プログラム(演題と講師):
1.自然抽出食用油の製造システムと特性(10:00〜11:00)
アルファ・ラバル株式会社プロセス機器営業部 青木 裕氏
より自然な状態で抽出される魚油とオリーブ油は素材本来の機能性や風味が損なわれないため、健康油とし
て脚光を浴びており、その製造システムの中核である遠心分離法とそこから得られた油の特性を詳説する。
2.パーム油に対するシュガーエステル、ポリグリエステル添加効果 (11:00〜12:00)
三菱化学フーズ株式会社 廣瀬 友和氏
トランス酸を含有する硬化油の代替としてパーム油が検討されているが、パーム油は結晶粗大化などの問題
が発生することがある。シュガーエステルやポリグリエステルを添加することで上記問題点を解決し、油脂
改質を行うことが出来る。
3.トランス酸の実情(13:20〜14:50)
財団法人日本食品油脂検査協会 理事長 丸山 武紀氏
FDAは2006年1月1日から加工食品の栄養表示欄にトランス酸量を明記することを義務づけた。これはデンマ
ーク(2004年1月1日)、カナダ(2005年12月12日)に次ぐ世界での3番目の規制である。トランス酸に関しては、
世界的に関心が高まってきている。そこで、トランス酸の生成機構、各国における規制、業界の対応等その
周辺の実情について解説する。
4.トランス酸の生理機能を巡る最近の話題 (15:00〜16:00)
佐賀大学農学部応用生物科学科 教授 柳田晃良氏
エライジン酸(9t-18:1)などトランス型脂肪酸は動脈硬化症やガン発症に悪影響を及ぼすことからその摂
取量を制限する必要がある。一方、共役型トランス脂肪酸には有益な生理機能が認められる。本講演では、
トランス酸を巡る最近の話題を紹介する。
参加費:日本油化学会会員10,000円、法人会員12,000円、非会員20,000円、学生4,000円(当日会場にてお納
め下さい)。なお、油脂産業技術部会員は1,000円引きです。
申込方法:氏名(ふりがな)、参加費区分、会員番号、勤務先、所在地、電話番号、Fax番号を記入して下記宛
てお申込下さい。
(株)J−オイルミルズ油脂研究所 今義 潤 FAX:(045)503-2624、E-mail:jun.imagi@j-oil.com
申込締切:2006年2月24日(金) <申込多数の場合期日前に締切らせて頂く場合もあります>
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