2008年 油脂産業技術部会セミナー
−油脂の利用と分析・品質管理−
プログラム(演題と講師)
1.自然の恵み・オリーブオイル −製法と風味評価を中心に− (10:00〜11:00)
日清オイリオグループ株式会社 鈴木 俊久氏
近年、日本の食卓にもすっかり定着したオリーブオイルについて、オリーブの樹木や
果実、製法上の特徴などを解説する。併せてその個性的な風味の官能評価手法について
も紹介する。
2.微量油脂成分の分析と生物活性 −特にトリテルペン成分について− (11:10〜12:20)
日本大学理工学部 秋久 俊博氏
油脂には脂溶性成分として極めて多種類の炭化水素類、ステロール類、テルペン類化
合物が含まれている。本講演では、シア脂や米糠油などを例として、主にテルペン類化
合物の分析とそれらの生理活性について紹介する。
3.米糠の有効利用について (13:40〜14:40)
築野食品工業株式会社 築野 卓夫氏
この米糠に含まれる米油を始め、脂肪酸、イノシトール、フィチン酸、フェルラ酸、
γ-オリザノール等これらの機能及びその他の様々な分野での利用方法について紹介す
る。
4.監査のための指針(ISO 19011)の解説 (14:50〜16:00)
独立行政法人 農林水産消費安全技術センター 松田 雄一氏
QMSやFMSなどのマネジメントシステムの検証や、サプライチェーンの評価など、監査
は様々な場面で利用されている。ISO19011は、監査の原則、計画策定など監査実施の手
引きを提供する規格であり、これについて解説する。
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