日本油化学会の目的

  日本油化学会は,油脂・脂質,界面活性剤及びそれらの関連物質に関する科学と技術の進歩を図り,産業の発展及び生活と健康の向上に寄与することを目的とします。

日本油化学会の歴史

・昭和26年(1951)11月21日,日本油脂化学協会の名称で発足しました。
  発足当初の目的は,「油脂に関する学術および産業の進歩発展を図り,文化の向上に資すること」,となっていました。
・昭和27年(1982)2月,会誌「油脂化学協会誌」(月刊)を発行しました。
・昭和29年(1954)3月,農林大臣および通商産業大臣に社団法人として許可され,社団法人 日本油脂化学協会になりました。
・昭和31年(1956)1月,会誌名を「油化学」と改称しました。
・昭和31年(1956)4月,協会の名称を「社団法人 日本油化学協会」と変更しました。
・平成7年(1995)6月,名称を「社団法人 日本油化学会」と変更しました。
・平成8年(1996)1月,会誌名を「日本油化学会誌」と改称しました。
・平成13年(2001) 1月号から会員向の情報誌「オレオサイエンス」(月刊)と論文誌「Journal of Oleo Science(JOS)」(月刊)の2冊を発行しました。
・平成23年(2011) 2月18日、内閣府より公益社団法人の認定を取得しました。
・平成23年(2011) 3月,名称を「公益社団法人 日本油化学会」と変更しました。
・平成23年(2011) 11月,本会は創立60周年を迎えました。

日本油化学会の会員と組織

◯ 代表理事・業務執行理事
・会   長  河合 武司  東京理科大学工学部
・副 会 長  朝倉 浩一  慶應義塾大学理工学部
・副 会 長  戸堀 悦雄  ライオン株式会社
・副 会 長  酒井 秀樹  東京理科大学理工学部
・常務理事  桑田 和彦  公益社団法人 日本油化学会
◯組 織・機 関
・総  会  社員(115名)
・理 事 会  理事 18名
・監  事   3名
・委 員 会  12委員会
・支  部   3支部
            関東支部、東海支部、関西支部
・専門部会  6部会
            オレオマテリアル部会,界面科学部会,洗浄・洗剤部会,オレオライフサイエンス・産業技術部会、オレオナノサイエンス部会、食品油脂機能構造部会
◯会 員
・個人会員  1028名
・学生会員   109名
・アジア会員    15名
・アジア学生会員  4名
・法人会員   136社・団体

日本油化学会の事業

   日本油化学会は、平成23 (2011)年 公益社団法人移行に伴い、これまでの各事業を次の4つの公益目的事業として再構築し、さらなる社会への貢献に努めております。

【公1】 研究成果の公開、人材教育、研究の奨励及び業績の表彰を行う事業
   大学、各種研究機関及び企業において、油脂・脂質、界面活性剤及び関連分野の科学技術に関する業務に従事する研究者及び技術者の最新の研究成果を公開するため、53回の学術討論会(年会)を開催し、近年はWCOS (World Congress on Oleo Science)、ACOS (Asian Conference on Oleo Science) の開催等、海外の研究者・技術者との情報交換など、活動の幅を広げており、また学術論文誌「Journal of Oleo Science(JOS)」の発行等、科学技術の進歩・発展を図り、もって地球環境の保全と高齢化社会における健康増進に寄与することを目的としております。また各分野の専門家による、フレッシュマンセミナーやアドバンスセミナーなど、基礎から応用までのセミナーや講演会を開催することにより、研究者及び技術者の専門知識の涵養と技術力向上を目的とした活動にも取り組んでおります。さらに、油脂・脂質、界面活性剤及び関連分野の科学・技術の進歩を奨励し、著しい成果をあげた研究者を表彰する制度を設けております。

【公2】 評価・試験法の標準化と普及を行う事業
油脂・脂質、界面活性剤及び関連分野の評価・試験法の標準化・普及を進めることによって、技術開発、研究開発において共通の基準に基づいて成果を評価することにより、科学と技術の振興に寄与することを目的としております。そのため、油脂及び油脂製品に関する『基準油脂分析法』を、また界面活性剤に関する『界面活性剤評価・試験法』を編纂・刊行し、普及に努めております。さらに、常に最新の試験法の制定と改定を行うことによって、産業の発展及び生活と健康の向上に寄与しております。

【公3】 地域における学術の振興と普及を行う事業
   地域の油脂・脂質、界面活性剤及び関連分野の研究者・技術者の知識向上・情報交換の場として、また広く国民に油化学に関連する油脂・脂質、界面活性剤及び関連する製品についての技術情報を正しく、わかりやすく啓発する場として、地方都市でのセミナー開催等、諸々の学術の振興と啓発事業を行っております。

【公4】 学術専門分野の活性化事業
    油脂・脂質、界面活性剤及び関連分野で、さらに専門的に細分化された学術領域での研究成果の交換の場として部会活動を行っています。さまざまな専門領域の研究を活性化するため、セミナー・シンポジウムを開催し、専門領域での学術的な深化・進化に寄与することで、科学技術の振興に寄与しております。

(平成27年4月27日 更新)


油化学会ホームページに戻る