委員長ごあいさつ

オレオサイエンスフェア
―親子で学ぶオレオサイエンスの教育と展示の祭典―

委員長ごあいさつ

オレオサイエンスフェア実行委員長
人間総合科学大学 客員教授
島﨑 弘幸

"オレオサイエンス"あまり聞き慣れない言葉かも知れませんね。オレオ(Oleo)とは、油(Oil)という意味のラテン語です。"オレオ・サイエンス"とは"油・科学"のこと。皆様の生活と、とても深く関わっています。例えば、皆様は、化粧品(美しく)、食用油脂(健康で)、石鹸洗剤(清潔な)生活をされているでしょう。これらの生活用品は、どれも全てオレオサイエンスから生まれました。

皆さまは、これまでオレオサイエンスの世界を良く御存じなかったかも知れません。でも、私ども公益社団法人日本油化学会(会長 阿部正彦、東京理科大学教授)は、日々、休むことなく、皆さまのQOL(Quality of Life)向上のために努力を続けてまいりました。本会は、今から60年ほど前、大学の教授や油脂関連企業のリーダーが集まって、油脂に関する勉強会を立ち上げたことに始まります。現在は、1300余名の個人会員と、142社の企業(法人会員)からなる大きな公益社団法人です。昨年、本会は創立60周年を迎えました。この度、その記念事業の一環として、オレオサイエンスフェア「親子で学ぶオレオサイエンスの教育と展示の祭典」を開催することになりました。

世話人一同、オレオサイエンスの関連製品を日ごろご愛顧頂く皆様方と、直接、お話しのできることを楽しみにしております。例えば、「小中学生のための実験」では、ご参加頂くお子様には、慶應義塾大学理工学部で、実際に学生が使用している実習室で実験を行って頂きます。指導は、企業および大学の研究者や大学院生が当ります。このような体験から、お子様がサイエンスに興味を持って、将来、日本の科学者として、大きく成長して頂けるなら、この上もない喜びです。どうぞ、ご家族で(もちろんお一人でも)オレオサイエンスファアにご参加ください。

最後になりましたが、共催:慶應義塾大学理工学部様、協賛:関連工業会様、および会員(法人会員)各位のご協力に、世話人一同、心より感謝申し上げます。